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【アーユルヴェーダ式】体をクールダウンさせてくれるアイテム


夏の暑い日が続いていますね。直射日光が肌にあたると肌がジリジリと熱くなるのを感じます。

インドやスリランカの伝統医学アーユルヴェーダでは夏はピッタ(火)の時期。暑いピッタの時期は体力を消耗しやすく体の消化力が弱まる時期です。


熱中症はもちろん、暑さで寝苦しい夜を繰り返すことで睡眠不足になったり、睡眠不足により体調を崩される方も多くなる季節です。

この時期に季節に適した生活を心がけないと、体内に熱が籠ることでピッタ性の様々な不調を起こすと言われています。

(ピッタ性の不調:火照り、湿疹などの皮膚疾患、胸やけ、下痢、口内炎、目の充血など)


そんな暑い夏を乗り切るために、体をクールダウンさせてくれるアーユルヴェーダでお馴染みの3つのアイテムをご紹介いたします。




【ローズウォーター】

バラは冷の質。バラには体内の熱を冷ます効果があるとされています。日本でも簡単に手に入るようになったローズウォーターは手軽に使え、熱った体をクールダウンさせてくれるアイテムの一つです。使い方は


✔️日差しをたくさん浴びてしまったあとはローズウォーターを満遍なく体にスプレーする。

✔️ローズウォーターをコットンに浸しまぶたにあてて冷やす


などがオススメ。心地よいローズの香りがリラックスを促しながら体の熱をとってくれます。




【コリアンダーウォーター】

パクチーでお馴染みのコリアンダーですが、クールダウンには葉ではなくコリアンダーの種を使用した水出しコリアンダーウォーターがオススメです。

バラと同じようにコリアンダーの種には体の熱を冷ます作用があります。

暑い時はついつい氷の入った冷たい飲み物を飲みたくなりますが、常温より冷たい飲料は胃の温度を下げてしまい消化力を落としてしまいます。


身体を冷やす飲み物に頼りすぎず、 スパイスの力で穏やかに体の熱を冷ますのがオススメです。


コリアンダーウォーターの作り方

1. 水(500ml)にコリアンダーシード(小さじ2)を入れて一晩置く。(常温でOKですが、どうしても心配な場合は冷蔵庫で一晩、飲む前に常温に戻しましょう)

2. 翌朝、茶こしなどでコリアンダーシードを取り除き完成。常温で飲みましょう。



【ギー】

最近では近くの食品店でも良く見かけるようになったギー(GHEE)。アーユルヴェーダにおいてギーは万能なオイルとされ食材としても使用しますしその他マッサージや治療にも使用します。

ギーとは無塩バターを精製した油のこと。ギーは強く体を冷やす性質はありませんが微冷性です。

夏に体に熱がこもり熱くて眠れない時や、逆に冬でも体温調節がうまくいかず足裏が熱くなってしまう方にはギーを足裏に塗って寝るのがオススメです。これはアーユルヴェーダの治療院でも良く患者に伝えられる処方です。


(ちなみにアーユルヴェーダの処方は西洋医学と違って本当に様々!食事療法から瞑想まで、ただ薬を処方されるのではなく生活様式を提案されます)


方法はギーを足裏にすり込むように塗って寝るだけ。一瞬で足裏が冷めるなどの強い効果はありませんが、穏やかに熱を取り除いてくれます。


またギーは赤ちゃんの足裏マッサージにも最適。赤ちゃんは体温が高いのですこし微冷性の油でマッサージを行います。


今回は三つのアイテムをご紹介させていただきました。どれも今の日本では簡単に手に入るものなので是非試してみてください☆彡


自然のパワーを借りて、暑い夏をクールダウンして過ごしましょう。



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